日本では民間資格にあたる整体の元となる推拿が、中国では医療として使われているという事を知り、本場の技術を1つでも多く身につけたいと思い研修に参加しました。講義では、西洋医学との違い、中医学他、臨床における診断法など、日常あまり考えてもみなかった人体のバランスなどを深く知る事ができました。それにより、体はパーツで考えるのではなく、1つのまとまりとして考えるようになりました。全体のバランスが大切です。手技の練習では細かな指導をして頂きましたので、わかり易く学ぶ事ができました。大学での研修他、上海の街も観光でき、食事も美味しく、楽しく充実した6日間を過ごす事ができました。

私は施術経験が３年ほどあります。ですが、お客様はリラクゼーションだけではなく、大半の方がどこかの疾患があり、なんとか改善したいと望んでいます。そんな方々の為に、医療系をもっと勉強したくなり、今より少しでもレベルアップしたい気持ちから、上海研修に参加しました。その中国医学のレベルの高さや気迫に驚くこと、推拿治療の指のフォームの美しさ、各講義に携わる先生方のご指導、熱心さに大感激しました。現地では上海のエネルギッシュな人々の様子や生活、中国大陸の国民性と日本人の礼儀正しさ、百万ドルの夜景など、今の日本の様子とは異なる事ばかりで、明るい新鮮さがありました。研修のほかにも有名店での食事、ハラハラドキドキの雑技団の鑑賞他、有意義に過ごせた研修ですごく楽しかったです。

私が上海の研修において、一番大切に感じた事が、中医学の講義です。 体は全てつながっているので、表面に出た病気だけでなく、天の原点を直さないと、また違う病気になるという事をはじめて知りました。後、同じ病気でも症状の違いなどで、同じ治療をする事は少ない事にも驚きました。推拿学は、病院にも認められているので、本当に凄いという魅力を肌で実感できました。また、機会があれば、是非、また参加したいと思います。本当にありがとうございました。

今回参加して、新しい事を知る喜びを満喫した密度の高い6日間でした。私の思っていた整体のイメージをくつがえす、より現実的な「健康」への道を明るく具体的に示す、ホリスティックというフレーズを良く耳にしますが、まさにその通りだと思いました。心・体・気候のそれぞれが影響しあう関係を知り、そのバランスをとる考え方のもと、自然治癒力を高めていく予防、治療が推拿という手技である事を各講義で、わかりやすく体験する事ができました。貴重な体験を本当にありがとうございました。

整体に対して、全くの未熟者の私ですが、新しい発見と今後の人生も考え、今回参加することを決めました。大学での中医学概論では、人間の本来もっている自然治癒力を高める為の陰陽論、五行説、五行の相生と相剋など、私には、全くはじめての概論でしたが、通訳される方も私語は無く、先生の話がすべて正確に伝わって来て、日本の教育の今とは、だいぶ違うような気がしました。講義中での指導して頂く先生方も真剣で、その一生懸命さに引き込まれ、聞き逃すこと、見落とす事があっては申し訳ないという気持ちで勉強することができ、とても感謝しています。　付属病院において、大勢の患者を推拿療法で、次々と治療している見学では、通訳を通じて患者の話を聞くと、ほとんどの患者が良くなっているとの事でした。その先生方の手や指の動きなど、目を見張るものがあり、今でもしっかりと焼き付いています。人体解剖では、人間の体のすべてを手に取って説明を受けました。まさに、これこそ「百聞は一見にしかず」を地で行くようで、よく分かりました。本場の整体のお店に行き、勉強する事ができたのも大きな収穫です。若い従業員さんが、一生懸命、笑顔を絶やさず、お仕事されているのがとても印象的でした。今回限られた日時の中での勉強でしたが、終わった今はかけがいのない大きな財産が体の中に蓄積された気持ちです。貴重な体験をさせていただいた事に大変感謝いたしております。